アドベント その19 新しく生きるマルトゥイン
12月17日(木)晴れ
『本当のもてなしをする時、全てが新しく生きてくる。』実祝プランニング語録
マルトゥインは何がどうなっているのか理解できなかった。
今日はステパーヌイチ、夏服の女性と赤ん坊、盗みをしかかった男の子と物売りのおばあさん、は確かにマルトゥインの家に入った。しかし、キリスト様は来られていない。でも、なんだかマルトゥインの心は嬉しくなった。
そして、十字を切り偶然開いたところの聖書の箇所を読み始めた。そこにこう書かれていた。
「あなたはわたしが空腹であったときにわたしに食べ物を与えた。私が渇いていたときに飲み物を与え・・・わたしが裸であったとき着る物を与え・・・これらの最も小さい者たちのひとりにしたのは、わたしにしたのです。」
それを読んだマルトゥインは、「ああ、今日わしのところに訪ねて来てくれたお客さんは、皆、キリスト様だというのか?・・・」
そのとき声がした。「マルトゥイン、わたしは何度もあなたのところに寄りました。その度ごとに、あなたはわたしの心を暖かくし、身体を元気にしてくれました。素晴らしいもてなしをありがとう。」マルトゥインはその場に跪いた。「わしは、早く死にたい、わしには何もないとばかり思っておりました。けれど、わしにも誰かのために役立つ、人を生かすお手伝いを、今日させていただいたことを、感謝いたします。」マルトゥインは泣いていた。
もう、マルトゥインは死にたいと言っていた古い自分を捨てて、新しく生きて前に進む決心をした。続きは明日のお楽しみ・・・Copyright2009 実祝プランニング★★★★★★★★★アドベントとともにその関連からHAPPYを見つけていきたい。同じみ言葉から、様々なことが示される『詩篇43編3節・どうか、あなたの光とまことを送り、私を導いてください。あなたの聖なる山、あなたのお住まいに向って。』神の光とまことは人を謙遜に導く。肩書きは神の目に通用しない。
肩書きを利用した身内びいきも自分の利益にもっていく隠れた事柄も神の光の前にはごまかす事はできない。神の光の前に真っ直ぐ立てる者は、たとえ何も持たないように見えても、実は多くの宝を神から頂いている。