光の天使のHAPPY 奥様
9月21日(月)晴れ
『日常の些細な中にも感謝をささげていく。』実祝プランニング語録
しばらくすると、ボブは空気を入れたスペアタイヤを持って、女性の車に乗せられて帰ってきた。もう、大丈夫だ。この女性は、ボブとフランに丁寧に挨拶をして、又、夜の高速道路に車を走らせ、去って行った。ボブは早速、タイヤを付け替え始めた。スペアタイヤをつけた車が動き出し、フランはボブに言った。
「あら、私、あの方の名前も聞かなかったわ。」ボブは言った。「さっき、ぼくと話したとき、ご主人はグローブシティにあるラックス・レストランの支配人だと言っていた。明日の朝、ラックス・レストランに行ってお礼を言ってくるよ。」少し、間をおいてフランがポツリと言った。「いいえ、多分その支配人の奥様じゃないわ。もう、探しても見つからないと思うわ。だって、あの方、天使なのよ。」ボブは笑い飛ばした。「フラン、君は疲れているんだ。早く帰って休もう。」
次の日の朝、ボブはラックス・レストランに出かけて行った。ところが首をかしげて帰ってきた。
「フラン、支配人に奥さんはいなかったんだよ。彼女の茶色の髪の毛や、容姿を説明したんだが、そんな女性は知らないと言うんだ。一体、君は何をいいに来たのかね?といぶかるんだよ。」
「やっぱり・・・。」フランの想像していた通りだった。
ボブとフランはその後、女性には1度も再会できていない。しかし、とても感謝をしている。
その感謝は、きっと女性の姿をして助けてくれた天使に届いていると信じている。
感謝の思いは大きな存在と直結している。大きな存在の手足となって助けてくれる天使たちにも、すぐ伝わって行く。 『主に感謝するのは、良いことです。聖書詩篇92:1』私たちも、感謝を忘れないようにしたい。何かをしていただく事は、当たり前ではないのだ。
私は先日ある老婦人から、梨を6個送って頂いた。送るだけでも大変だったと思う。本当に感謝した。そして知り合いの伴侶をなくされた方、病気の方、外に出られない方に1個ずつ、手紙をそえておすそ分けさせて頂いた。その方々も心のこもった、6個中の1個の感謝の梨だと、心から喜んでくださった。感謝の力は悲しみを喜びに移行させていく。
明日も、不思議で素敵なお話し、お楽しみに・・・。
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