聖・クリスト・フォルスのHAPPY その6

8月29日(土)曇り
『一人一人、陰からの力強い手で今日も命と希望を運んで頂いている。』実祝プランニング語録
ホ・フエロォーは今度こそ、自分の誓いを果たせると思った。
そこで、この川の岸べに小さな小屋を造った。
流れの速い川をしっかり渡れるように、木を切って頑丈な『杖』も造った。3メートルほどもある巨人であるから
足は川の底を十分に踏むことができた。
旅人が来ると、ホ・フエロォーの広い肩の上に人も荷物も載せられ、川を渡った。ホ・フエロォーが来てからは
この川で命を落とす者は誰もいなくなった。
旅には、それぞれ目的がある。大きな存在から、命と共にその目的を善きことを果たすために、人には課題が与えられている。 『神によって、私たちは力ある働きをします。聖書詩篇108:13』ホ・フエロォーは人人の命を運び希望をつなぐ手伝いをしていたのだ。炎天下の暑い日も、雨の日も、凍えるような寒い日も、ホ・フエロォーは人人を喜んで運んだ。
なぜなら、この働きは本当の王である『平和の君』にお仕えすることに1番近いと、隠者は教えてくれたからだ。
そうしているうちに、何年もの月日が流れた。
今では、ホ・フエロォーの働きは、広まっていた。多くの人から感謝をされるようになっていた。
しかし、川を渡る事は、ホ・フエロォーにとっては命がけだった。そして自分の命だけでなく、他者の命も運んでいるのであるから、責任も大きい。その上、渡れば、また戻らないといけない。
ある、嵐の夜、強い風と雨が吹き荒れていた。川の水かさも増している。ホ・フエロォーが眠りかけると、外で声がする。 「ホ・フエロォー。起きておくれ。向こう岸へ運んでおくれ。」ホ・フエロォーは飛び起きた。
「こんな嵐の夜に、わざわざ、川を渡るとはどんな旅人だろう?」しかし、窓から外を見ても誰もいない。
気のせいかと思い、横になった。すると、先ほどより大きな声で「ホ・フエロォー。起きておくれ。向こう岸へ運んでおくれ。」又声がした。。ホ・フエロォーは今度は戸の外に出た。しかし、誰の姿もない。雷も鳴り出している。誰も居ないので小屋の中に入ったが、又声が聞こえた。。「ホ・フエロォー。起きておくれ。向こう岸へ運んでおくれ。」今度は小屋を出て土手に走った。そこにいたのは?続きは、又、明日・・・。
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