聖・クリスト・フォルスのHAPPY その5
8月28日(金)曇り
『人目に触れぬ小さな善は、深い平和をもたらす。』
実祝プランニング語録
道端に落ちていた{もの}とは???
古びた小さな『木の十字架』だった。おそらく、巡礼の旅人がうっかり落としたものだろう。
悪の大王・サタンは震えていた。ホ・フエロォーは聞いた。「どうされたのですか?」
サタンは言った。「十字架は目にするもの恐ろしい。近づきたくないのだ!十字架はあやつの印だからな。」
ホ・フエロォーは、悪の大王・サタンよりも強い方がいると知って、胸が躍った。なぜなら、いくら強いとはいえ
多くの人人に禍いや、悪や、争いを撒き散らす仕事にはうんざりしていたからだ。
ホ・フエロォーはその王の名を聞いた。「その方のお名前は?」悪の大王・サタンは「色んな呼び名があるが、平和の君とも言うらしい。おおっ、恐ろしい!あやつの名など口にしたくもない。」そういうと震え上がっていた。
ホ・フエロォーは「あなた様がそこまで、恐れておられるなら、さぞ強いお方でしょう。私は誓いを守らなければなりません。これでおいとまします。」そう言い残すとくるりと背を向け、『平和の君』を探す旅に出た。
どこにいけばいいのか、あてはないものの、ホ・フエロォーは希望と勇気を失わず、旅を続けた。
ある日、年老いた隠者に出会った。隠者とは世俗のかかわりを捨て、山奥などに住んで魂の修行をしている人の事である。この隠者なら、何でも物事を知っているような気がして、今までのことと、平和の君を探していることを話した。「その方はどこにおいでになりますか?」隠者は静かな口調で言った。「忠実なお方よ、あわてることはない。これ以上、戦って人の命を奪ってはならぬ。平和の君は、他の王とは全く異なるお方じゃ。私が、仕え方を教えよう。」
隠者は、ホ・フエロォーをある大きな川のほとりに連れて行った。「忠実なお方よ、この川は危険な川じゃ。どんな船もこの流れを渡れない。そして多くの旅人が渡りきれずに、命を落としてきた。忠実なお方よ。この岸辺に立ち、旅人を向こう岸に渡してあげるなら、それこそが平和の君にお仕えすることじゃ。こちらから探しに行かずとも、平和の君ご自身のほうから、現れてくださるであろう。平和の君は人の目に触れぬ、どんな小さな善行や働きでも、全てご覧になっておられるからじゃ。」 『主よ。あなたは私を探り、私を知っておられます。聖書詩篇139:1』ホ・フエロォーは、このあとどうしたのか?
続きは、又、明日・・・。
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