独眼の英雄、ホラティウスのHAPPY その2

8月10日(月)雨
『命をかけた行動は多くの人を救い、いつの時代にも言葉を越えた感動を呼び覚ます。』実祝プランニング語録
ティベリス川の上ではローマの兵士達が、橋の柱や橋桁を斧で懸命に切り刻んだ。ようやく橋が揺れだした。
ローマの兵士達は、3人の勇者に叫んだ。「おうい!今戻ってくれば、助かるぞ。」と。
そのとき、またしてもポルセンナの騎兵が襲いかかってきた。ホラティウスは、2人に言った。「お前達は、早く橋を渡ってくれ!ここは私が守る!」2人の勇士達は、ホラティウスに押されるように、橋を渡って戻って行った。
丁度2人が、向こう岸に着いた途端、橋は傾き大きな音とともに、川の中に落ちた。敵に向っていたホラティウスは、橋が落ちる音を聞き、敵が向こう岸に渡れないことを悟った。そして敵に自分の顔を向けたまま、川の淵まで後ずさりした。その時、ポルセンナの兵士が放った矢が、ホラティウスの左目を刺してしまった。彼の左目は無残にもえぐられてしまった。それでもホラティウスは戦い、ひるむことなくポルセンナ軍に槍を投げつけた。そしてすばやくローマの町を振り返った。そこにはホラティウスの家のポーチが見えた。そしてティベリス川に向って語りかけた。
「おお、ローマの人が祈りを捧げる、ティベリス川!父なるティベリス川!一人のローマ人の命を、その鎧を、今ここに、お預けいたします!」そう語り終えると、ホラティウスは深い流れの速いティベリス川に飛び込んだ。
重い鎧を着けたままだったので、ホラティウスが川に呑み込まれて見えなくなった時は、もう彼に会う事はないだろう。誰もがそう思った。なぜなら、ティベリス川はイタリアで3番目に長い川なのだ。しかし、ホラティウスは頑強な男であった。ローマきっての泳ぎ手でもあったのだ。
なんと川の半ばあたりで、水面に顔を出したのだ。そこまでくれば、もうポルセンナの矢も槍も届く距離ではなかった。
残りの半分の距離を泳ぎきったホラティウスは、岸にたどり着いた。ローマの兵士達が、手を貸そうと待ち受けていた。ホラティウスが岸に上がるとローマの人人からは大きな歓声が何度もあがった。ところが、ポルセンナの兵士達からも感動の歓声があがったというのだ。   『正義の道にはいのちがある。聖書箴言12:27』勇敢に戦っただけではなく、味方の兵士を護り自分が、犠牲になることをいとわなかった。えぐられた左目のまま、鎧を着けてこの川を泳ぎきった「男気」に誰もが感動を覚え称えずにはいられなかったのだ。
その後、ホラティウスはどうなったのか?続きは、又、明日・・・。
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