私たちにはHAPPYなランドマークがある。その1
6月12日(金)晴れ
『正しい希望とHAPPYな方向を示す人生の道しるべは解体されない。』実祝プランニング語録
もう1つ、グランド・セントラル駅の不思議がある。
それは、解体されなかった事実だ。解体が検討された時は、別の大きな計画も具体的に出されていた。しかし、アメリカの国の『ランドマーク』として指定されたがゆえに、解体を免れたのである。ランドマークとは、陸標、灯台、鉄塔のように土地の中で方向感覚の目印になる建物や、その国や地域を象徴するシンボルとしての建築やモニュメントや空間などをさす。又、自然物や地域の歴史を物語る小さな西洋館や火の見櫓なども含まれる。
例えば一例を挙げると、パリのエッフエル塔、オペラ座、メキシコ市のソカロ広場、日本では、札幌の時計台、東京タワー、鹿児島の桜島という具合だ。
ランドマークは、方向を見定めるための的確な道しるべとしての役割を持つ。また、その場のイメージを決定付ける役割も持つ。
グランド・セントラル駅で1900年前半、ラルストン・クロスビーが荷物係りをしていた頃、彼はこの駅の不思議な力を大きな存在から、見えない所で担わされていたように感じる。
多くの人が人生の悲しみ、痛み、苦しみという荷物をラルストンによって、終着のグランドセントラル駅で降ろし、代わりに新たな希望を携えて始発駅のグランド・セントラル駅から進んで行ったのだ。この時代、黒人だったがゆえに給料も安く待遇も良いとはいえないだろう。
肩書きなど何も無かった。しかし、ラルストンは、大きな存在の愛を大きく受け留める才能を持っていた。片目を失ってもなお、生かされている喜びと感謝を、人人に[あなたも、どうぞ]と分け与えていったのである。人生の希望や歩くべき方向に迷ってしまった人人を、上から教え説教する傲慢な態度でなく、相手の悲しみを自分も受け留める努力をして、ラルストンが信じていた神の愛と偉大さを通して正しい希望とHAPPYの方向を示していったのだ。名も知られないが、喜ばれる大きな偉業をラルストンが謙遜に忠実に果たしたがゆえに、星座を俯瞰されている大きな存在が希望のランドマークとして解体をとどめ残されたのかもしれない。ラルストンが今ここにいたらこう語るかもしれない。『私は自分の仕事と使命を果たしただけです。しかし神様は不思議なことをされました。』と・・・。
『主に感謝せよ、、ただひとり、大いなる不思議を行われる方に。その恵みはとこしえまで。聖書詩篇136:1~3』又、明日・・・。
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