エセル・マーマンのHAPPY その3

5月16日(土)曇り
『与えられている才能を善い心で用いるなら、多くの癒しとHAPPYが生まれる。』
実祝プランニング語録
ブロードウェイの大女優、マーマンが貧しい少年ビルを助け、正義を見せたことからビルはぐれないで、素直に生きることを学んだ。ビルは正規の教育は殆ど受けられなかった。しかし、ジャーナリズムという仕事の中で困難を乗越え、編集長にまでなった。そして施設に入っていた他の兄弟や姉妹たちとも再会して、一緒に暮らした。ビルは言った。『神様は、私たちをどんな困難からも救い出してくださると確信しています。』と。『神はわれらの避けどころ、また力。苦しむとき、そこにある助け。聖書 詩篇46:1』ビルは、マーマンとの出会いから、何年かして気がついたことがあった。
マーマンとビルが話している間にも、市電は去っていったのだ。いくら立派な馬車でも電車に追いつくのは難しい。ほんの10分ほどの間に、御者のマイクがいくら力があるといっても、コテンパンに相手をやっつけるには、時間が足りなかったはずだ。想像するに、マーマン達は1区域をひと回りして戻り、ビルにお金を渡し寂しい貧しい少年の傷ついた心を覆いHAPPYにしてあげたのだ。
マーマンは本物の女優だった。素晴らしい演技をして、涙にほほをぬらしぐれようとしていたビルの心に真っ直ぐな深い感銘を与え困難があっても正しく生きる力を与えたのだ。

ビルの名は、ウイリアム・J・ブリード。ビルは立派な編集長になって、ニューヨークで名誉ある社交団体「シルリアンズ」の初代副会長を務めた。ここの会員はすべてニューヨークの老練な新聞記者ばかりだ。その会合で人生での素晴らしいドラマを語った時のお話しである。
きっと神様はマーマンの正義感溢れる心を、偶然の出会いをとおしてビルの心に妙薬と癒し、HAPPYな励ましとして贈られたのかもしれない。マーマンの続きはまた、明日・・・・。
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