正直のHAPPY その3
2月16日(月)晴れ
「正直であるHAPPYは、我儘を捨てている」
実祝プランニング語録
正直になるということと、我儘であるという事は、全く違う。これを履き違えると、大変だ。
さて、随分以前、実際にあったお話だが、日本人の女性と、ある国の男性が、文化や風習を超えて結婚した。どちらもが、お互いをとても大事に想っていた。新婚旅行の列車の中で、女性が茹でてきた「ゆで卵」を食べようということになった。夫となった男性は優しい人だったので、殻をむいてあげた。ところが、半分にするならまだしも、中のまあるい「黄身」と外側の「白身」の部分を分けて、白身を妻となった女性に渡した。夫はまあるい黄身を自分の口に持っていった。日本人の妻はどちらかというと、黄身がご馳走であり、彼女は黄身が好きだった。「えっ?」と思ったが、「彼は黄身が好きなんだろう、沢山茹でてきたから、次は黄身を私に食べさせてくれるでしょう」と思いニコニコしていた。ところが、2個目も3個目も同じように、白身だけを渡してくれる。妻はこの人は意地悪をしているのか?自分勝手なのか?と思い、怒ってしまった。えらい人と結婚したのかもと不安になった、、、が、何もいえなかった。夫が、暗い顔をしてる妻にわけを聞いてみた。妻は言った。「日本では皆、黄身が好きでご馳走なの。私も好きなのに、あなたは自分がご馳走である黄身ばかり食べて、私に白身ばかり渡すの?」
夫は笑い出した。「なんだ、そうだったのか。僕の周囲では、白身がご馳走で、黄身は僕は好きじゃない。僕は白身が大好きなんだ。でも、あなたにご馳走である白身を食べて欲しかったんだ。」
夫は好きでない黄身を妻のために食べていたのだった。それからは、夫は白身、妻は黄身を食べて、お互いをもっと大事にして、?と思う事は、誤解がないように解いていく努力をしたらしい。
これがこのまま、わけもわからず、我慢していたら、次に何かあったときもそれが積もり、誤解の上に誤解が増え、大変なことになっていただろう。
良かれと思って、相手のために一生懸命、していくことが、いつもHAPPYな結果になれば素晴らしい。その人が自分や周囲のためにしていることを見たら、おおよそわかる。
周囲のためにしているようでも、自分の周りばかりの、ひいきや、上手に自分のやりたいように持っていくこと、自分の利得に結果を回されている人もある。微妙な紙一重の部分である。
正直であるHAPPYは我儘を捨てているはずだ。その微妙な「差」が理解できたらHAPPYだ。
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