なぜ、先生になられたの?登園拒否
12月4日(木)晴れ
どんな仕事も、ミッションが必要だ。しかし、それを持たないまま、その仕事に就くと、周囲がとても傷つく結果になる場合がある。嘘をついても、お金儲けに走ったり、正しい知識を知っていてもそれを虚偽の内容にその立場を利用して造りかえる事だっていくらでも出来る。
その方々は、技術や、知識や、立派な資格をもっていることが多いのだ。
早生まれの私は4歳で幼稚園に行った。早生まれでも三月だ。四月生まれの子供とは1年も発育が違う。
しかし、何せ母は警察勤務。忙しい。4歳にしては頑張っていた子だったと自分でも思う。朝ご飯も自分で食べる。カーテン付の小さなワードローブみたいなものを作ってもらっていたので、幼稚園の制服を自分で着替え、自分で髪をとかし帽子をかぶり、ハンカチ、ちり紙をポケットに入れ、靴下をはき、幼稚園の鞄を背負い、お弁当をもち、靴も左右間違えず履いて、独りで、バス停までいく。バス停でも『いくのが嫌だ~』などとぐずって泣かない。幼稚園でも友達とは仲良かったし、おもらしもしない。
手のかからない子だった。
ところが小さい組の時のK先生(女性)によく変なことをされたのである。あるとき母がお弁当に箸をつけるのを忘れた。K先生に「お箸がありません」と言うと、『お箸を忘れてくるような悪い子は食べなくていい!』と言うのだ。「そんな~」と思ったが何も先生にはいえない。でもお腹がすいて仕方がない。本当にこのままでは食べられないと、思ったので、だまって教室を出て手を洗い、手でつまめるものだけ食べた。
仕事から帰宅した母が、「なんてことを、あなたはしたの!!」と急に怒り出す。「なあに?」
と聞くと、『幼稚園の連絡ノートに{お宅の娘さんはお弁当を手で食べるような悪い子です。きつく叱ってください。お行儀が悪いです!}と書いてある。何でそんな事をするの!』
「だってお箸、入ってなかった」『先生に言えば貸してくれるでしょう?』「先生に言ったら、お箸を忘れる子は悪い子だから、食べなくて言いといわれた。でもお腹すいてたから、手を洗って、つまめるものだけ手で食べた。」母は『幼稚園の小さい組の先生がそんなことをするはずがないでしょう??』「でも、本当だもの。嘘じゃない!」
また、あるときは幼稚園の鞄を教室の指定の場所に掛けていたのに、いつの間にかなくなっていた。これもK先生にいうと、鞄をなくす子は悪い子と言う。わけがわからない。ちゃんと掛けておいたのに。幼稚園が終わっても『鞄が出るまでは帰ったらいけません!』という。教室中はいつくばって探し回ったがない。K先生は何故かその日に限って教室の机で仕事をしている。そして『わたしは仕事をしているから机の周りには来ないで』と言う。いくら探してもない。そのうち、幼稚園の最終バスのアナウンスがあった。もうこれに乗らないと帰れない。鞄はかけたのにないのがおかしい!と考えた私は、「もうバスに乗って帰ります!」とぴゅ~と教室を出てバス乗り場に直行した。バスに乗り込んだら、、、、、何と、、、、何と、、、、K先生が私の鞄を持って追いかけてきた。チビの私がどこにいるか名前を呼んでいた。私はバスの中から見ていた。「K生がキット机の引き出しか、下か、どこかに隠していたのだ」私はバスから降りてまじまじと、K先生の顔を見て黙って鞄を受け取った。それを母に言っても埒があかない。『幼稚園の先生がそんな事をするわけがない』と。しかし、
4歳でも私は嘘をつくなと、母からいつも厳しく言われていたので、嘘は言わない。
また、K先生にすごく世話をやかせる事も私はなかった。ついに明るく元気な私が?登園拒否を起こした。もう理由もいう元気がなくなっていた。そして、親は理解してくれない。しかし登園拒否をまた親は怒る。理解が出来ないのだ。1日だけの拒否でしぶしぶ、また幼稚園に行ったが、「絶対もう休まない」と思うことがあった。工作や絵を描くことが好きだった私が休んでいた間に、楽しい、絵の具を使ったお絵かきを、幼稚園ではしていた。こっちのほうが楽しいのだから、K先生に何をされても、もう休まない、と。大きい組になったらきっと他の善い、良い先生に代わるんだ!と信じた。そこに希望を持った。果たしてそうなった。
この幼稚園でhappyだった事は、友だちがいい子ばかりだったこと。4歳の小さい組の時に
希望?を学ばせられたこと。
そして大きい組の先生が素晴らしい先生で、その先生の励ましは今でも、思い出すと涙が出る。
いまの学校の登校拒否は複雑なものがあるが、まず周囲がその子を信じてあげることだ。
そして、その子が好きな科目(勉強)があれば、それだけでも打ち込める時間があれば、いいのかもしれない。4歳にシテ1日だけだが登園拒否を起こした園児は少ないと思う。大人になってこの話しを友人にしたら「そのK先生、よっぽど、あなたのことをかまいたかったのよ。あなた、手がかからなかったでしょう?可愛くなかったのだわ。その反動よ。」と言う。しかし、それでは資格を持つ大人と4歳児が逆転しているではないか。手がかからない小さな子は、行動だけでなく、心も他の子の何倍も努力をしているんだ。なぜ、先生になられ子供に何を教えるのか、それが大事だと思う。
お友達と少し違う感想ですが・・・先生はハッピーさんに
やきもちを焼かれたのかも??何でも一人でできてしまって
お友達とも仲良しで、何でも上手で、手のかからないよい子♪
0歳の時にも感じましたが、本当に筋の通った凄いお子さんでしたね~!
先生も本当に色んな方がおられますね。うまが合うというのでしょうか?
そういう先生に巡り合えて楽しく学校生活が送れた人と、そうでない場合。
いや、ハッピーさんがおっしゃる通り先生という職業を選んだ段階で
どんな子供さんとも上手く向き合って、より良い方に導かなければ!と
思える人だけが先生になって欲しいものです。(身内のことは棚上げ~)
石畳のんさま、こんにちは。いつも感謝します。
可愛げがなかった?のですね。(#^.^#)
でも、こういうことを1年の間に、何度も行われたので、傷が長びきました。
こういう事も、あり なのですね。
いつも本当に有難うございます。