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5月14日(月)
『天命を本当に尊ぶ行い。』実祝プランニング語録

朝、動物病院から入院していた仔が亡くなったという連絡を受けた。

連休からなので、10日程の命だった。

急に足から力が抜けて立てなくなってしまったのだ。

獣医さんに診せるとその時は、骨折もしていないので、幼鳥に時々ある栄養不足からかもしれないと。

しかし、私は何か隠れた病気なのかもと思った。

餌は食べなくなってくるし、立てないし、隔離して大きな水槽に柔らかなペーパーを敷いて、夜は一緒に寝ていた。

私には凄くなつき、姿を見ると、元気に立とうと無理をする。

ところが嘴の色が変わってチアノーゼが出てきた。骨折も。

先週半ばからずっと入院していた。

強制的に流動食と薬を流されるので、一時は元気になりかけた。

毎日面会に行った。でも餌は食べない。

これは、もう天命なのだと私は思い、今日は獣医さんにお願いし、今日からは家で他の仔たちと仲良く看取ってあげる方法にしようと考えていた。

勿論、召されるまでは毎日一緒に寝て。

朝他の仔の、餌と水、新聞を取り替えるとき、入院中の仔の面倒を数日だが良く見て仲良しだった仔が、おかしな声で鳴く。

カゴに戻しても、絶対にいつもならしないのに、カゴを自分で開けて変な声で鳴きながら、飛び出してきた。

その途端!病院から電話があったのだ。

迎えに行ったが、人間を棺桶に入れるように、丁寧に綺麗に箱に入れてくれて
小さな枕と紙のお布団までかけてもらい、お花も添えてあった。

私も精一杯の事をし、獣医さんもスタッフの方たちも心をこめて治療と世話をしてくれた。

獣医さんによると、骨折とは関係なく、足の付け根が腫れていると。

人間でも稀に筋肉の病気にかかる人がいるが、似たような病気だったのかもしれない。

「よく頑張ったね。ゆっくりお休み。短い間だったけど来てくれて本当にありがとう。」
明日、丁寧に見送る予定だ。

帰るとき、スタッフの方が弔意を表して送ってくださったことに本当に慰められた。

お金も時間も要するが、生きているものと暮らすのだ。

この仔から、素晴らしいものを私は贈られてきた。

これからは苦しまなくていい世界から、ずっと一緒にいようね。

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5月に「NO.19愛の告白チューリップ」 「お母さんの優しさ」を掲載。

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