クリスマスのバラの奇蹟 平修士の悔い改め

1月12日(水)
『神は心の奥底を見られる。』実祝プランニング語録
平修士は、一家が出て行ったほら穴に、自分が住み込んだ。
そして、森で独りで暮らしだした。
いつもいつも、祈りながら・・・。
平修士は、自分の傲慢さと信仰の弱さを悔い改めた。
自分が世話をしていた、エービットの薬草畑以上に綺麗な花が咲く場所などないと、思っていた。
勿論、それだけ丹精込めて世話をしたのだが、それは自分の力による・・・と錯覚していた。
花を咲かせる自然の力は、人間ではなく『大きな存在』だったのだ。
貧しかった泥棒一家は確かに、人の物を盗んでいた。本来の平修士や修道僧の仕事は、そういう人達を正しく立ち直られせる為に、物質と精神面で協力すべきだったのだ。アボット・ハンスのように。
泥棒一家は、この奥深い森の中に現れた神の奇蹟を心底信じて喜んでいた。
神の奇蹟を冒涜する事はなかった。クリスマスに光が来て花が咲く奇蹟を大事に想い、自分達へのクリスマスプレゼントだと畏敬を持っていた。
平修士は、聖書を学んではいても、頭の理解で、大きな心と信仰で受け取れる容量を持ち合わせていなかった。
それなのに、泥棒一家を見下していた。
今はそんな自分がとても恥ずかしかった。
この花は「クリスマスローズ」と呼ばれ、バラ科のバラではない。どんな花なのか?続きはお楽しみ。
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