戦場のアリアその4

11月15日(月)
『クリスマスにはクリスマスの心に叶う事を行う。』実祝プランニング語録
1914年12月24日のクリスマスイブは、敵も味方も一緒になって、神を讃えクリスマスを祝う日に変えられてしまった。
さて、次の日はクリスマス。
フランス・スコットランド連合軍のある兵士が、自分の兄の遺体を葬ろうとしていた。
それを見た両軍の将校達は、またしても、取り決めをした。
「今日はクリスマスだ。お互いの戦死者のなきがらを葬る日にしよう。これはクリスマスの心に叶っていることだからね。」と。僅か数百メートルしかはなれていない互いの陣営では、撃たれた兵士の遺体を陣営に運び込むことすら出来なかった。
そして、廃材で十字架を作り、戦死者を葬り、ここで、フランス・スコットランド軍の司祭が祈ったのだ。

その後、お互いの兵士たちはサッカーをしたり、トランプをしたり、友情を深め合うことが出来た。
奇蹟だ!
昨日までは、お互いに撃ち合っていたのである。

しかし、いつまでもこのようには出来ない。
両軍の将校達は、24日の夜と25日の事はまさか仲良くクリスマスを祝い、戦死者を葬ったとは報告できない。
何とか、上手い具合に報告することにした。
明日からはどうするのだろう。続きは明日のお楽しみ!
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