セネカの素敵な言葉 その7

4月11日(日)曇り
「人間にとりて真の大敵は胸中の敵なり。セネカ」
セネカは65年4月に召されたという。
しかし、セネカの死は、自分が家庭教師を務めた、「皇帝ネロ」によって、『自害』の命令を下されたのだ。
セネカは最後にこのように語ったという。
「ネロの残忍な性格であれば、弟を殺し、母を殺し、妻を自殺に追い込めば、後は師を殺害する以外何も残っていない。」
そう、ネロは自分の血を分けた肉親も妻も愛するどころか、自分に意見をしたり、右に出たり、何かを少しでも反対するような恐れがある人間には、残忍なことしか出来なかった。
悲しいことである。
ここまではしなくとも、自分に反対する者を潰し、切っていくことは、世の中、どの世界でも大なり小なり、起こっているだろう。それをしていながら、仮面を被っている。
また、 「何人も永く仮面を冠り得ず。偽装はやがて自己の天性へ還る。セネカ」とも語っている。
良くない仮面の下にあるものは、自分の姿を映し出す。
ネロは、肉親、師、側近たちに自分が裏切られることを恐れていただろう。
恐れるべきは、自分の残忍さだったのだ。にこにこしながら、残忍なことをしている人もおられる。
多分、自分を中心にすべてが動いてほしいという、欲望がそれに拍車をかけている。
死ぬ時、何も持っていく事はできないのに・・・。
『自分の宝は、天にたくわえなさい。マタイ6:20』 
 明日もお楽しみに! ★★★Copyright2010実祝プランニング※アダルト的内容とは一切関係がないのでそのようなコメント及び不適切なものは遠慮をさせて頂きたくお願いいたします。

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