アドベント その17 マルトゥイン、わたしだよ

12月15日(火)曇り
『光が現れるところは、大きさや豪華さは関係ない。』実祝プランニング語録
あたりが暗くなり、窓の外に目を向けると、点火夫が街灯に火をつけて回っていた。電気のないこの時代は、夕方になると、街灯に火をつけていく仕事があった。
「もう、こんな時間になってしまったのか。今日は色んな人達が、わしを訪ねてくれたなあ。ランプに油をささないといけないな。」そしてランプに油をさすと、明かりを灯し、やりかけた仕事を片付けた。道具をしまい、棚から聖書を取り出した。昨日読んだところに、革の切れ端をはさんでおいたのだが、なぜか、別のページが開いてしまった。
マルトゥインは、昨日の夢を思い出していた。「キリスト様が、わしのところに来られるといわれたのは、わしの聞き違いだったのだな。こんな狭い貧しいところにおいでになるかもしれない、そう思ったことが傲慢だったんだなあ。」
マルトゥインはそう思い、聖書を読もうとした。ところが、自分の後ろのほうで誰かが足踏みをしているように感じた。振り返ると薄暗い部屋の隅に、何人もの人がいるようだった。だけど、誰だかわからない。
その時、「マルトゥイン、マルトゥインわたしだよ。」そう呼ぶ声が聞こえてきた。「誰なんだい?」マルトゥインが振り返ると「わたしだよ。」という声がする。
続きは明日のお楽しみ・・・Copyright2009 実祝プランニング★★★★★★★★★アドベントとともにその関連からHAPPYを見つけていきたい。同じみ言葉から、様々なことが示される『詩篇43編3節・どうか、あなたの光とまことを送り、私を導いてください。あなたの聖なる山、あなたのお住まいに向って。』神のまことは、人の理解を超えたところにある。自分の利や自分が良く思われようと計算、計画した人間の「自我」の中には現れることができない。神への思いが知識で動く行動ではなく、本当の優しさと神への謙遜さの中に自然に出てくる。そこに、神は表れる。

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