アドベント その9 喜ぶおもてなし

12月7日(月)晴れ
『本当のもてなしは、純真な心がそれを手伝う。』
実祝プランニング語録
マルトゥインが考えた「本当のもてなし」とは、招いたお客様のキリスト様が、喜ぶことである。
罪があった女が、そこに来る事も、すでにお見通しあであったはずだ。彼女は、罪を犯していたとしても、悔い改めたのである。
そして、自分のもっている1番高価な物の香油と女性にとって1番大事な髪の毛で、キリスト様の足を拭いた。そして、顔でなく、汚れたあとの足に精一杯の気持ちと感謝をこめて、口づけしたのである。
それに比べて、パリサイ人は豪華なことはしても、お客様が喜ぶことではなかったのだ。

さてマルトゥインは、自分を呼ぶキリスト様の声がしたので、飛び起きた。けれど、誰もいない。夢だったのかと思い、ベッドに入って眠った。
次の日の朝早く、まだ暗いうちにマルトゥインは起きた。そして神様にまずお祈りをささげた。そして、暖を入れるためにペチカをたいた。ペチカとは、ロシア式の暖炉である。そしてキャベツ汁とおかゆを火にかけた。サモワールの火をおこしてお茶の準備をした。サモワールとはトロフィーのような形をし、お茶を入れるための容器である。現代で言うなら、コーヒーメーカーのような物。
そして、前掛けをして仕事に取りかかったが、どうも昨夜の声が気になった。しかし、誰もいなかったので、自分が老いぼれたのかとも思った。半地下になっている仕事場の窓から、外を見ていた。
キリスト様が来られたらいいのにと期待した。そこに、フェルトの長靴をはいた、一人の元老兵士が窓の外に来た。この元老兵士は、お情けで隣の商人のお屋敷に、屋敷番の手伝いをしながら、住まわせてもらっていた。手にシャベルを持っている。マルトゥインはこの老兵士を知っていた。続きは明日のお楽しみ・・・Copyright2009 実祝プランニング
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アドベントともににその関連からHAPPYを見つけていきたい。同じみ言葉から、様々なことが示される。 『詩篇43編3節・どうか、あなたの光とまことを送り、私を導いてください。あなたの聖なる山、あなたのお住まいに向って。』闇の中に、光が生まれることがある。神が光あれ、と言葉を発せられると、光は生まれるのである。光は希望へと導く。聖なる神が喜ばれる事、場所、心へと引っ張っていくものが、光である。

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