アルキメデスが見つけたHAPPY その5

7月29日(水)晴れ
『知恵は100本の手をもつHAPPYな巨人である。』実祝プランニング語録
アルキメデスの発明は今で言う、『制御機器』の発端でもあったと思う。役立つ発明だったのだ。
また、アルキメデスの発明は、シラクサ王国が戦う時にも力を発揮した。紀元前219年に第2次ポエニ戦争が始まった。シラクサはハンニバル側についたため、ローマと戦うことになった。
アルキメデスは、少し前に「てこ」を発見していた。このときに彼が言った言葉は有名だ。 『われに支点を与えよ、しからば地球を動かして見せよう。』である。
てこと滑車を組み合わせた、巨大なクレーンを造って、侵入してきた船を持ち上げて港の外に排除した。新兵器も開発して、呼び名は「オグナロス」 重さが250キロ以内の鉄や矢や、様々な石を200~300個同時に、かなりの距離まで飛ばせるものだった。ローマ兵は防御柵にたどり着くまでになぎ倒された。やっとのことで防御柵に着いた兵さえ、防御柵の隙間から矢で射抜かれたり槍で衝かれて防御柵を破れなかった。
では、ローマ軍は弱かったのか?そんな事はない。この時のローマの将軍は「ローマの剣」とさえ称された男で、名はマルクス・クラウディウス・マルケルス。(BC.268~BC.208)彼は第一次ポエニ戦争にも参加した。又 BC.222年のガリア人との戦いで、その王ブリトマトゥスになんと一騎打ちで勝利し、ローマ最高の戦利品とされる「スポリア・オピマ」を得ている。これを得たのはマルケルスで3人目であり、最後でもあった。その男がこういった。「われわれの船を海から水をすくうコップ代わりに使ったこの幾何学者と戦うのは、やめにしよう。われわれの頭上に多くの弾丸を飛ばしてきたブリアーレはわれわれの船をこなごなに打ち砕いた。」と。ブリアーレとはギリシャ神話に登場する100本の手を持った巨人のことである。
『知恵のある人は力強い。聖書箴言24:5』しかし、マルケルスも負けてはいなかった。強靭な身体と頭脳を持っていた。正面から戦うのを休止してシラクサを囲うだけにした。ここで、シラクサの弱点を発見した。マルケルスも、素晴らしい戦士であった。アルキメデスとシラクサはどうなるのか・・・。続きは、又、明日・・・。
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