アルキメデスが見つけたHAPPY その3

7月27日(月)雨のち曇り
『素晴らしい才能も技術も、欲の秤に負けてはもったいない。』実祝プランニング語録
アルキメデスは、公衆浴場で浴槽につかった。その途端、浴槽からお湯があふれ出た。周囲を見わたすと、自分より大きな身体の人がつかると、その分多くのお湯があふれ出る。反対に身体の小さな人がつかるとお湯のあふれ方は少ない。ここで、アルキメデスは、その体積に比例してお湯があふれでることを発見した。自分の代わりに王が作らせた王冠を浴槽に入れると、王冠の体積と同じだけのお湯があふれ出るはずだ。しかし、銀よりも金のほうが重い。金と銀が混じっていたら、金だけの時よりもあふれるお湯の量は多くなる。2.27キロの金の密度は19.3。よって王冠の体積は118立方センチでないといけない。それに比べて銀の密度は10.5。
これで、計算と実験が出来ることが解った。アルキメデスは叫んだ! 「ヘウレーカ!ヘウレーカ!」この言葉は、古代ギリシャ語の現在完了形の言葉で、「見つけた!」という意味である。ところが現在ギリシャ語では「エーヴリカ」英語では「ユリーカ、ユーリーカ、ユアリーカ」等と発音され、翻訳の最中の手違いでこの発音になってしまったらしい。
そして、「ヘウレーカ!ヘウレーカ!」と叫びながら裸のまま、街を走って帰ったといわれている。しかし、この時代は男性は裸で運動するのが通常で、今のように捕まるような事は無かったという。が、裸で学者が街を走っている姿は、いまだに語り継がれるほど人人の目には奇異に映ったようだ。
さて、この原理が「アルキメデスの原理」であるが、早速、金細工人に渡したのと同じ重量の金塊を用意した。そして金塊と王冠をそれぞれ、ぎりぎりまで水を張った容器にいれた。王冠のほうは金塊をいれた時よりも多くの水があふれ出た。
これで、金細工人の不正は明らかになった。金細工人は才能を良くない事に用いたが、アルキメデスはその才能を良き事に用いた。
『この者は一日中、自分の欲望に明け暮れている。しかし、正しい人は人に与えて惜しまない。聖書箴言21:26』この金細工人の名前は知られていないが、王を裏切った事を王も周囲も容赦はしなかっただろう。その後は死刑になったと伝えられている。素晴らしい才能と技術を欲の為に自分で潰してしまったのだ。もったいない・・・。才能云々も大事かもしれないが、それよりも他者への{本物のどうぞ}が出来る人が素晴らしい。それは他者を生かすことができるからである。続きは、また、明日、お楽しみに・・・。
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