アルキメデスが見つけたHAPPY その1

7月25日(土)雨
『正しい心と知識は、隠れている知恵を掘り出す。』実祝プランニング語録
同じくシラクサという国で、紀元前287年頃、皆さんがよくご存知の人が生まれている。名前は「アルキメデス」そう、アルキメデスは紀元前に生まれた人だった。この頃、シラクサにはヒエロン2世という僭主(センシュ)がいた。自分の王冠だけは、世界一立派な王冠にしたいと思った。そこで自分の秤で5ポンド(2・27キロ)の純金を計り、金細工人に渡し王冠を作るよう命じた。「この金を使い、世界中の王が羨ましがるような世界一素晴らしい、王冠に仕上げてくれ。金には決して他の金属を混ぜぬように。この金は全て使うのだ。」
金細工人は言った。「君主、ヒエロン様。お約束いたします。90日後に同じ重さの王冠に仕上げてまいります。」さて90日後、金細工人は王冠を持ってきた。その細工はとても素晴らしく、一目見た王宮の者達は「世界中を探してもこれ以上素晴らしい王冠はない。」そう称えた。ヒエロン2世も感心した。そして自分が最初に金細工人に渡した時に金を計った同じ秤で、重さを確認した後言った。「素晴らしい仕上がりだ。金の重さも1グラムたりとも変わっておらぬ。」
さてアルキメデスは、ヒエロン2世や、その息子のゲロンとも親しかった。ヒエロン2世はアルキメデスにも早速王冠を見に来るように言った。アルキメデスは、王冠を手に取りじっくり観察した。
「どうだ。アルキメデスよ。」アルキメデスは答えた。「ヒエロン様、ここに使われている金に問題があるように見受けますが。」アルキメデスは、首をかしげた。
アルキメデスはシラクサ王国で生まれた。父親のプェイディアスは天文学者であったため、アルキメデスは小さな頃から、HAPPYなことにきちんと教育を受けた。また、数学、天文学、力学も学び、機械の製作も行っていた。その後は、学問の中心地であるアレクサンドリアに留学し、幾何学者としての資質を身につけた。そして、生まれ故郷のシラクサ王国に戻ってきたのである。多方面に秀でた学者であり、ヒエロン2世からの信頼も篤かった。アルキメデスは嘘を言わないだろう。
『正しい者の心は、どう答えるか思いを巡らす。悪者の口は悪を吐き出す。聖書箴言15:28』王は不安になった。何が問題だったのか?続きは、また、明日・・・。
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