人を生かす努力が起こしたHAPPY その2

7月9日(木)曇りのち晴れ
『最後まで希望とHAPPYを見失ってはいけない。大きな存在は祈りを聞いておられる。』実祝プランニング語録
老若男女が入り混じったこの難民達が、ドイツの秘密警察・ゲシュタポに発見されてしまえば、たとえ小さな女の子であったとしても、容赦なく収容所に投げ込まれ、殺されてしまうのだ。

あと、数十キロ歩けば、国境に着き、自由の身になれる。
しかし、この4歳の女の子と若い母親には困難が多かった。なぜなら、スペインの警備兵達は、融通がきかず、難民の通過に許可を中々与えてくれない。
その上、ゲシュタポは他国の人間への追跡の手を緩めず、どこかで宿を取っている他国人は、皆、身分証明書を提示しないと投獄されてしまうのだ。

この若い母親は聖書に記されている「アブラハム、イサク、ヤコブの神」に救いを求め懸命に祈っていた。偶然なのか、祈りが聞かれたのかはそれぞれの判断にお任せするが、翌日この親娘の部屋に素晴らしい助け人の男が訪れた。 
「私は、地下組織・パルチザンの案内人です。」平たく言えばゲシュタポから人人を擁護する立場の組織である。男は言った。
「月の出ない夜に、私は難民の方々を案内して山を越えます。まず、山すそにある集合場まで来てください。それからスペイン領土内に皆さんを送り込みます。これは苦しい試練があるでしょう。しかし、神様は必ず私たちを助けてくださいますから。」

さて、その夜が来た。町中が寝静まった夜更け、この親娘も山すそにある集合場に急いだ。しかし、4歳の女の子には過酷だった。疲れきって歩けなくなり、母親が背負っていくことになった。

山すその集合場に着いたとき、他の難民の仲間達は、彼女を心配して待ってくれていた。けれどこの母親も疲れきっていた。しかし、ここからがスタートなのだ
老若男女、全ての難民達は案内人に導かれて自由の地を目指して進み続けていた。難民の指導者は、この長い苦しい試練に耐えるには{神を信じなければいけない}そう勧めた。 

『苦難の日にはわたしを呼び求めよ。わたしはあなたを助け出そう。あなたはわたしをあがめよう。聖書詩篇50:15』しかし、体力の限界を超えた者達が出てきた。
さて、全員が、無事国境を越えるには厳しいと見える困難が出てきた。その人達を見捨てて進むしかないのか?続きは、又、明日・・・。
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