中毒から解放された少年のHAPPY その3

7月3日(金)晴れ
『正しいとは失敗がなかったことではない。失敗や挫折から立ち上がり真っ直ぐ歩く勇気が正しさとHAPPYを創造していく力となる。』実祝プランニング語録
祈り終え、注射の針が全く不思議なことに刺さらなくなったC君。嫌というほど注射を打っていたので、針を刺すのはお手のものだったはずなのに。
小さなギャング、エディが一瞬にして心の焦げがそぎ落とされた事と似ている。(09’6月29日)しかし、ヘロインの中毒症状、禁断症状はきついらしく、人間としての正しい感覚や精神状態が失われ、入院したから、完治するとも限らず、精神障害として残る事もあるらしい。
それほど立ち直りが困難といわれる中毒症状から一瞬にして解放されたのだ。
C君はその後、自分と同じように、心に寂しさ、傷を抱え、薬の中毒に陥っている、路上生活をしている子供達を立ち直らせる働きをしている。写真でしか顔を見ていないが、小さな子供達を抱きかかえ、暖かい笑顔をしていた。同じ体験、苦しさを通ってきたC君は、神様が自分を助けてくれたことに感謝して、頑張っていると彼を励ましている方から聞いた。そしてC君と接した大人は、「C君と一緒に居ると、なんだか大きなお父さんの手の中に包まれているような感覚になる。」というらしい。
C君は親の愛も受ける事が少なかった。でも、自分は大きな存在に愛されているんだ、だから、神様が喜ぶ道を歩きたいんだ、そう願って自分の為すべきことを大事にしている。
C君の働きは、名前も挙がらないかもしれない。しかし、尊い。彼の働きの中には[聖なるもの]があると私は思う。肩書きや役職、知識があるから聖であるとは必ずしも計れない。人生でC君のように失敗の部分があるから、聖でないとは言えない。今が問われるのだ。なぜなら宇宙を造られた大きな存在は私たちひとり一人の心の中までお見通しだからだ。
悲しいかな前者の人達は後者を非難し、見下す傾向があるのも事実だ。正しいとは失敗が無いことではない。失敗があっても挫折してもそこから立ち上がって、真っ直ぐ歩こうとしている人のことだと思う。そういう人達の噂をし、中傷し足を引っ張る人達の方が恥ずかしいのではないだろうか?  『主の目は正しい者に向き、その耳は彼らの叫びに傾けられる。聖書 詩篇34:15』大きな存在はいつも見えない根底を計られる。

続きは、又、明日・・・。
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