お父さんとのHAPPYな関係 その2

6月23日(火)雨のち晴れ
『裏腹でない、純粋な気持ちの行為は自分も、他人も裏切らないHAPPYとなる。』実祝プランニング語録

さて、年老いたお父さんの家に急に姿を現した大きな金庫は重たく、大事に鍵までかけれている。

3人の息子達は相談した。この金庫の中のお金を3人で分けるには、3人がお父さんの世話をすべきだと考えた。

そして、週ごとにひとりずつ、お父さんと暮らすことにした。

最初の週は1番上の息子、次の週は真ん中の息子、その次の週は末の息子という具合に。

年老いたお父さんの話し相手になり、食事を作った。また、身体も思うように動けなくなってきているため、様々なお世話をした。

お父さんは、息子達がこの金庫目当てということを知りつつも、

毎日3人のうちの息子の誰かが、一緒に居てくれる事がHAPPYだった。嬉しかった。

やがて、お父さんは病気になり、そのまま天に召されていった。

息子達は、それはそれは盛大な葬儀をした。

というのも、金庫の中には、お金が沢山詰まっているのだから立て替えて、少しくらい使っても大丈夫だと思った。

しかし、息子達の親孝行は、お父さん自身を愛し思う気持ちからではなく、
金庫にあるであろうお金そのものに魅力を感じて、お金が目的であった。

息子達の行為は周囲には、親孝行な優しい息子達と、麗しく映っただろう。

しかし、心は裏腹だった。つまり偽装である。

似たような事は、他の人間関係の中でも今は何故か多く起きている。

そして、正しい事を説く立場の人の意識が麻痺した状態で行われている怖さと悲しさに、ご本人たちは気付いていない。

気付こうとするどころか正当化したり、言い訳を使い逃げ切っていく。

『主を恐れることは、悪を憎むことである。わたしは高ぶりと、おごりと、悪の道と、ねじれたことばを憎む。聖書 箴言8:13』

さて、葬儀も終わった。息子達は待ち構えたように、金庫のお金に心を躍らせた。

息子達は、お父さんの財産を受け取ることができたのか?続きはまた、明日・・・。
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