マリー・ドレスラーのHAPPY その1

5月27日(水)晴れ
『HAPPYはどんでん返しの姿をしている事もある。』実祝プランニング語録
アメリカのシナリオ・ライターの女王と呼ばれた『フランシス・マリオン』1887年11月16日生まれ。父親がサンフランシスコ恐慌で全財産を失ったことにより、フランシスは16歳頃には新聞社の記事を担当していた。編集長はそのフランシスに昇給の話を持ってきた。
「フランシス君、君にチャンスをあげよう!実は今夜、あの女優のマリー・ドレスラーがこの町で新作を上演する。彼女は派手好きな喜劇役者だ。ショウが始まる前に楽屋に行ってインタビューをして来るんだ。いい記事なら、君の名前を入れて給料も上げてやるよ。」
不安な気持ちでフランシスは答えた。「もし、上手くいかなければどうなるのでしょう?・・・」編集長は答えた。「いい記事が書けないなら、今後君からチャンスはすべて取り上げる!」雪の降る夜であったがフランシスは楽屋へ走った。楽屋付近ではマリー・ドレスラーを他社の新聞記者たちが待ち受けていた。そこに、現れたドレスラーは記者の一人一人に、名前と新聞社名を尋ねた。
フランシスが名乗るとドレスラーは、怒り出した。『おたくの編集長には頭に来ているのよ。意地悪ね。この間、おたくには1行たりとも記事を上げない!と言ったら他社との共同インタビューをそのまま掲載するって言ったのよ。それなのに、こんな小娘に記事を書かすなんて、馬鹿にするのもいい加減にして!訴えてやるわ。もう帰って!」マリー・ドレスラーは1868年生まれ。彼女にしてみれば、こんな若い娘のフランシスに何が出来るのかと言いたかったのだろう。男性の記者でも競争の激しい仕事である。当時の女性記者は大変珍しかった。フランシスは気を失いかけた。
これが2人の最初の出会いであった。しかし、フランシスとの出会いが後にドレスラーと周囲をHAPPYにしていくなどとは誰が予測できたであろうか?『人の歩みは主によって定められる。人間はどうして自分の道を理解できようか。聖書 箴言20:24』HAPPYはどんでん返しの姿をしていることもある。続きは、また明日・・・。
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